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8月, 2017の投稿を表示しています

【マラソン】ランナーを悩ませる腸脛靭帯炎とか足底筋膜炎をたった3か月で克服してフルマラソンを3時間27分で走ったドクターの話。

走ることは好きではない!? 本日のお客様は、 サブ3.5ランナー で お医者様 のノブヒロ先生です。 ――ノブヒロ先生、こんにちは。 ノブヒロ先生: 「いつもお世話になってます」 ――先生はいつからランニングをはじめられたのですか? ノブヒロ先生: 「8年くらい前ですね」 ――なにかきっかけがあったのでしょうか? ノブヒロ先生: 「テニスを18歳の時からはじめて36年ほどつづけてますが、年齢を重ねるにつれ、プレー中に筋肉の衰えを感じるようになりました。これはもう一度カラダを鍛えなおさなければと思い走りはじめました」 ――マラソンが目的ではなかったのですね。 ノブヒロ先生: 「マラソンを走るなんて思ってもみませんでした。走ることが特別に好きなわけでもないんですよ(笑)」 ――あ、お好きではない(笑)。初フルマラソンはいつでしょうか? ノブヒロ先生: 「2010年11月の淀川マラソンです。ペースも何もわからぬまま 3時間45分 で完走しました」 ――初フルで サブ4 を達成されたんですね!すごい! ノブヒロ先生: 「その後も年に2~3回はフルマラソンを走るようになりました。2013年2月の泉州国際マラソンではタイムを 3時間28分 まで更新しました」 ――走ることがお好きでないのに、 サブ3.5 までも達成されちゃったんですね。 ノブヒロ先生: 「まぁ、学生時代には駅伝大会とか呼ばれて走ってましたから、走ることは昔から不得意ではなかったのでしょうね(笑)」 ◆ 2年ぶりのサブ3.5を達成 ――先生が初めてオリンピアサンワーズにご来店されたのは、2年前(2015)の7月でした。ちょうど3か月後に大阪マラソンをひかえておられました。 ノブヒロ先生: 「その頃、フルマラソンで3時間30分を切れなくなってました。それに、 走ると膝が痛くなるわ足裏が痛くなるわ で、どうしようもなくなってました。特に足裏は、朝起きてベッドから足を床に下ろすのがコワいくらいに痛かったです」 ――膝が痛くなる「 腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん) 」、足裏が痛くなる「 足底筋膜炎(そくていきんまくえん) 」。悩まされるランナーは多いです。 ノブヒロ先生: 「そして、何か手立てはないかと調べて、このお店

【マラソン】フルマラソンを3時間7分で走る女性ランナーは千葉県からやってくる。

お母さんは朝から走っている 今から30年近くも前の話。 ある大学の学生たちがよく来店していた。 気のいい青年たちだった。 彼らは川見店主によく言った。 「よかったら練習を見に来てくださいよ」 その大学は、川見店主の自宅近くにあった。 大学の敷地内には土の400mトラックもある。 川見店主は顔を出してみることにした。 そこである女子学生と男子学生に出会う。 女子学生は400mの選手だった。 彼女が走る姿を見て、川見店主はキレイなランニングフォームだと思った。 男子学生はやり投げの選手だった。 しかし、練習の合間には、その筋肉隆々のカラダで走り高跳びなんかも軽々とやってのけて、チームメイトを喜ばせていた。 彼の器用さが川見店主には印象に残った。 その後、彼女と彼は結婚する。 子供は3人生まれた。 お母さんとなった彼女は、育児が落ち着いた頃にふたたび走りはじめた。 フルマラソンにも挑戦。 タイムは走るたびに更新された。 自己ベスト記録は3時間07分。 毎年1月開催の大阪国際女子マラソンがシーズンの勝負レースになった。 こんな笑い話。 日曜日の朝、子供たちが目覚める頃にはお母さんの姿は家にない。 彼女はすでに走りに行っている。 子供たちにとっては、それが普通の「日曜の朝」になっていた。 だから彼らは思っていた。 どこの家のお母さんも「日曜の朝」は早くから走っているものだと。 大きくなって学校の友達にこんな風に言われるまで気づかなかった。 「そんなことをしてるのはお前んちのお母さんぐらいだ」 お父さんとなった彼も、最近になってマスターズでふたたびやりを投げはじめた。 県の陸上競技大会なんかでは高校生に混じって試合に出場、ビッグスローを見せて周囲の度胆を抜いている。 高校生たちはあっけにとられて言う。 「おい、あのすごいおっちゃんは何者なんだ?」 今、子供たちは理解している。 フルマラソンを3時間ほどで走るお母さんや、やりを投げるお父さんは、そうそういない。 そんな両親を持つのは、やはり周囲では「自分ち」ぐらいのようだ。 そして、それはどうやら誇らしいことでもある。 ***** 本日のお客様は、千葉県からお越しのHさんご夫妻です。 りょーいちさん、ヨシエさん

【投てき】円盤投げ高校男子が川見店主に核心を突くインタビューをした。

高校1年生のマサキくんは、陸上部で 円盤投げ をやってます。 今年の4月にはじめてのご来店。 3足のシューズをフィッティングしました。 まずはその時の模様をご紹介。 トレーニング用シューズと短距離スパイクシューズに装着したオーダーメイド・インソールは最上級インソールのゼロアムフィットでどん! 円盤投げのスローイングシューズに装着したオーダーメイド・インソールも最上級インソールのゼロアムフィットでどん! ***** んで、 4か月後 の本日、マサキくんがふたたびのご来店です。 ――マサキくん、こんにちは。あれから調子はどうですか? マサキくん: 「 円盤投げ で自己ベスト記録の 26m88cm を投げれました」 ――素晴らしいですね!おめでとうございます。 マサキくん: 「ありがとうございます」 ――シューズとインソールはどうでしたか? マサキくん: 「すごくいいです。ピッタリです。フィットしてます」 ――それはなによりです。 マサキくん: 「チームのみんなにもこのお店のことやインソールのことを教えてるんですけど」 ――うれしいことをおっしゃいます。 マサキくん: 「でも、みんなに何て言っていいのか、うまく説明できなくて……」 ――確かに当店のことは伝えにくいかもしれません。 マサキくん: 「それで、お願いがありまして」 ――はい、なんなりとどうぞ。 マサキくん: 「夏休みの 社会科の宿題 があるのですけど」 ――ほー、宿題が。 マサキくん: 「働いている人に インタビュー をしなければならないのですが、 おばちゃんにお話をうかがいたいのです 」 川見店主: 「ええっ!私に!?」 つーわけで、川見店主が高校生にインタビューを受けました。 マサキくん: 「 質問を5つ 考えてきました」 1、なぜこの店をはじめたのか? 2、なぜインソールを作るようになったのか? 3、この店でつくるオーダーメイドインソールと既製のインソールのちがいとは? 4、川見店主にとって陸上競技とは? 5、今後の目標は? 川見店主: 「うわー、たいへんだー(笑)」 マサキくん: 「よろしくお願いします」 この時、たまたまシューズ

【三段跳】彼女はみんなの顔を思い浮かべて思いっ切り跳んだ。~2017年全国インターハイ女子三段跳びの話(その2)

( その1「決戦前日、川見店主は彼女のインソールを補修した」 のつづきです ) 8/2 10:15 全国インターハイ女子三段跳び予選 2017年8月2日。晴れ。 NDソフトスタジアム山形。 全国インターハイ陸上競技大会最終日。 川見店主はスタンドのほぼ最前列にいた。 視線はあるひとりの女の子を追っている。 助走路の遠くにその姿はあった。 彼女は両手を腰に当て、膝を交互に動かしリズムをとり、30mほど先の砂のピットを見つめている。 女子三段跳び予選は午前10時過ぎからはじまっていた。 出場選手は44名。 試技は3回行われ、予選通過標準記録12m15cmを跳べば自動的に決勝進出が決まる。 「12m15cm」――それは、彼女が2か月前に1度だけ出した自己ベスト記録と同じ距離だった。 2か月前に12m15cm跳んだ話↓ すでに彼女は試技1回目を12m10cm、2回目を11m93cmで終えていた。 決勝進出にはあと5cm記録を伸ばし、自己タイ記録で跳ぶ必要があった。 3回目、最後の試技に彼女は挑む。 彼女の夏が終わるのか、つづくのか。 すべてはこの跳躍にかかっていた。 川見店主は心臓が止まりそうだった。 助走路の彼女が手を挙げて大きく叫んだ。 「いきまーーす!」 一瞬カラダをためて、踏み出した。 徐々に加速し、トップスピードに乗った。 踏み切り板に足を叩きつけ、前方へ勢いよく弾け跳ぶ。 ホップ、ステップ、ジャンプ。 川見店主は思わず身を乗り出していた。 記録 12m31cm 。 彼女は自己ベスト記録を16cmも更新し、決勝進出を決めた。 川見店主はホッとため息をついた。 鼓動が高まっているのを聞いた。 こんな試合の観戦はカラダに悪いなと苦笑いしたくなった。 ほんとに、と川見店主は思う。 「三段跳びって、どうなるかわからない競技だな」 三段跳び予選。彼女の跳躍を撮った一枚。(撮影・川見店主) ◆ 彼女はどんな気持ちで跳んでいたのか 川見店主をはじめスタンドで応援する人たちは、彼女が跳ぶたびにドキドキハラハラしては寿命を縮めていた。では、当のご本人はどんな気持ちで試合にのぞんでいたのか? 彼女は、楽しくてならなかった。

【三段跳】決戦前日、川見店主は彼女のインソールを補修した。~2017年全国インターハイ女子三段跳びの話。(その1)

熊本の少女が全国インターハイに出場するまでの8年間と「30日の奇跡」の話を以前ブログでご紹介しました。 この物語にはつづきがあります。 舞台は熊本から山形へ。 彼女と川見店主と陸上競技を愛する人たちとの、熱い夏の2日間を追います。 ***** 8/1 決戦の前日 【川見店主は彼女のインソールを補修する】 2017年8月1日。 NDソフトスタジアム山形。 全国インターハイ陸上競技大会第4日目。 この日、川見店主は朝からスタンドで試合を観戦していたが、昼前に一度席を外した。 陸上競技場を出る。 周辺には各スポーツメーカーのブースが並んでいる。 川見店主は陸上競技専門メーカーN社のブースに立ち寄り、気心知れた社員さんたちに挨拶した。 「こんにちは」 「あ、川見さん、おつかれさまです」 「ちょっとの時間だけ、ここのスペースをお借りしますね」 「どうぞどうぞ。昨日話しておられた女子の三段跳びの選手が来るんでしたよね」 「そうです。明日の試合に備えてインソールの補修をしてあげることになってて」 「へー、そこまでしてあげるんですね」 彼女とは事前に連絡をとり合い、決戦の前にインソールの補修を行う約束をしていた。必要な用具や材料は大阪から持参した。専用のハサミは飛行機内に持ち込めないため、宿泊先のホテルに宅急便で送っておいた。 彼女が姿を現す。日焼けした精悍な顔。 川見店主が聞いた。 「調子はどう?」 「はい、いいです」 彼女からスパイクシューズを受けとり、中からインソールを抜きだした。フィッティングしてから3か月が経過したインソールには、すでに彼女の重心の跡がクッキリと残っている。 持参した表面材をハサミで切り、インソールの傷んだ場所に貼りあてて補修した。アーチ(土踏まず)部分にも貼りあて、助走のスピードが乗りやすいように、跳躍のパワーがより地面に伝わるようにと、ひと工夫を凝らした。 インソールをシューズに装着して彼女にわたす。 「インソールに少し調整を加えてみたよ」 彼女はシューズに足を入れた。 笑顔でこたえた。 「すごくいい感じです」 ◆ 【たぶっちゃんは彼女の筋肉をケアする】 シューズはこれで大丈夫だろう。 カラダのコンディションは

【陸上競技】川見店主、山形県に全国インターハイを見に行く。

NDソフトスタジアム山形にて2017年の全国インターハイが開催(撮影・川見店主) 川見店主、山形へ 2017年の 全国インターハイ は、ただいま南東北の各県で行われています。 陸上競技大会は7/29~8/3の5日間にわたり山形県のNDソフトスタジアム山形を舞台に開催されました。 川見店主は、7/31~8/3の3日間観戦してきました。 オリンピアサンワーズ川見店主 ***** ――川見店主、おかえりなさい。 川見店主: 「 あー、楽しかった 」 ――おみやげありますか? 川見店主: 「買ってきたけど 家に忘れてきた 」 ――聞くんじゃなかったです。 川見店主: 「ちゃんと明日持ってくるから」(←次の日も忘れました) ――昨年、川見店主は全国インターハイを岡山県まで車でぶっ飛ばして見に行きましたよね。 その時の話↓ 川見店主: 「今年は 山形県 ですから、さすがに飛行機と電車で行きました」 ――川見店主は普段の生活で車以外ほとんど乗らないでしょう?慣れない乗り物での旅行、ちゃんと山形にたどり着いたんですか? 川見店主: 「もうね、飛行機も電車も新鮮で!いっぱい発見がありましたよ!ほらほら、この写真見て!」 ――これは? 川見店主: 「競技場へ向かう時の電車。単線なんです。乗ろうと思っても、 扉が開かない わけ。あれー?って待ってたら、ほら、ここんとこに ボタンついてて 」 左が車両の外側、右が内側。(撮影・川見店主) ――大阪ではちょっと見ない感じです。 川見店主: 「電車に乗る時はボタンを自分で押して開ける、乗ったら自分で押して閉めるっていう」 ――へー、自分で開け閉めするんですね。 川見店主: 「人が乗り降りしない時は閉まったままだから、冷暖房の節電になるよね。すばらしい!」 ――これ、はじめて遭遇したらわからないでしょ? 川見店主: 「うん、ドキドキした。扉開いた時はうれしかった(笑)」 ――次の写真はなんですか? 川見店主: 「これは途中の駅を車内から撮りました」 おもしろ山って。(撮影・川見店主) ――これは看板ですか?「 面白山高原駅 標高440メートル 」って書いてます。 川見店主: 「そうそう」

【ネタ】なぜ川見店主は卵の殻をかぶっているのか?

最近、オリンピアサンワーズの川見店主には腑に落ちないことがあるらしい。 川見店主: 「あのさぁ」 ――はい、なんでしょう? 川見店主: 「たまにブログに出てくる 私のイラスト あるけどさぁ」 ――はい。 川見店主: 「 なんで私は卵の殻をかぶってるわけ? 」 なるほど、初めてこのブログをご覧になって、川見店主と同じ疑問をもった方々もおられるかもしれない。 ならば、今後のためにご説明しておこう。 「 なぜブログに出てくる川見店主は卵の殻をかぶっているのか? 」 少々長くはなるが、お付き合い願いたい。 川見店主は写真がキライ そもそもの問題は、川見店主の「写真嫌い」にある。 お店や企業のホームページには「経営者」や「そこで働く人々」の顔写真を載せることが鉄則であると言われている。「顔」が見えることが消費者に親近感や安心感を与えるかららしい。そういえば、最近ではスーパーの野菜にも、作り手の農家の方々の顔写真が添えてあったりする。 しかーーーーし! そんな時代の流れをもろともせず、川見店主は、当店のホームページが開設された時(2001年)から実に17年もの間、Web上での顔写真掲載を一切許さなかった。 その姿勢はブログ(2005年開始)でも徹底された。インソールを作成している時の写真は掲載を許すも、「 横顔 」に「 メガネ 」と「 マスク 」という 愛想のなさ である。 ブログに出てくる川見店主はキャシャーンのようである。 そこで、話の流れでブログに川見店主が登場する場合は、苦肉の策として、写真のかわりにイラストを用いることになったのであった。 旧ブログに登場していた川見店主のイラスト。まだ卵の殻はかぶっていない。 今年4月にリニューアルされたホームページで、川見店主は、やっとこさ初めて顔写真の掲載を許した。 これは、 1)ここ数年のうちにテレビに何回か出演した 2)あるWebサイトに デカデカと写真が載った ことから、もう顔は世間様に割れてしまっているので「まぁ仕方ないか」という心境になったためである。 しかし、だからといって自分の顔写真がWeb上にさらされるのを今も嫌ってはいるし、お客様からリクエストがあってもゼッタイに写真にはおさまらないので、あしから

【ネタ】インスタとかやってるってご存知?

1年間ブログの更新が滞った理由 これまでオリンピアサンワーズのブログでは、シューズのフィッティング例と、それにまつわるお客様とのエピソードをご紹介してきました。 2005年11月~2017年4月までつづいた旧ブログ では、1500本くらいの記事を書き、のべ1000人くらいのお客様にご登場いただきました。 しかし、昨年6月頃からホームページのリニューアル作業に取りかかり、それに時間を奪われてブログの更新が滞りました。あの人のこともこの人のこともブログでご紹介したいと思いつつ、時間だけが過ぎていきました。 やっと今年の4月にはホームページのリニューアルを一旦完了。ブログもこちらに引越し心機一転。学校関係の納品で忙殺される5~7月も乗り越え、ぼちぼちとブログを書けるようになりました。 撮影しつづけたシューズの画像をどうするか? ブログをほとんど書けなかったこの1年間ですが、フィッティングしたみなさんのシューズはできるかぎり撮影し、画像に残していました。結果、膨大な枚数のシューズの画像がパソコンの中に蓄積されつづけました。 これらせっかく撮影しつづけた画像たち、このまま埋もれさせるのは実にもったいない。 みなさんにご紹介できるいい手段はないか……。 ん? ある!? あるぞ! カンタンにいくらでも画像を投稿できるアプリが! いんすたぐらむ~! さぁ、みなさんもご一緒に、ドラちゃん風に! さん、はい、「いんすたぐらむ~!」 つーわけで、 オリンピアサンワーズがInstagramをはじめたのご存知? 今年6月頃から、こっそり、せっせと画像を投稿しつづけて、現在 200投稿 になりました。ご紹介できたシューズのフィッティング例は 306足 にのぼります。 これまで残してきた画像をぜーんぶご紹介できたわけではありませんが、とりあえずは最近の画像まで出し切りました。 あー、スッキリ。 これからも、ひたすらシューズのフィッティング例を投稿していく、いささかマニアックなオリンピアサンワーズのインスタ。 サンワーズフェチ のあなたは要ちぇけらです! フォローしてね。いいねもしてね。 オリンピアサンワーズのインスタグラム  ↓ フィッティング例はシューズの種類別でも